マルガリータの瞳

チェレステにやられる毎日。

サイクルチャレンジカップ藤沢

やってきました、シーズンイン前に仕上がりを確認するレース、サイクルチャレンジカップ藤沢。大島合宿2日目はもうちょい待って…。
去年と同様Innocentメンバーと共に。
去年は事故で応援しか出来なくて非常に後味が悪い思い出が残ってしまった。
今年はどうか。

まずは結果から。
男女混合2人組 3hエンデューロ 2位/10組くらい?(ってか確認出来ない)
やったぜ。表彰台や!相方はにう氏、最後まで良く繋いでくれた。

データはこんな感じ。TPのUIクッソ見辛いんだけどどうにかならんのかこれ。
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驚異のNP236!!!FTP超えてる!!!
FTP計測するかあ…やりたくねえ…。

NPが近年稀に見るレベルで高い理由は以下の通り。
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L6地獄。


ついでに他の面々はこんな感じ。

S田さん、K谷さんコンビ(火影)→男女カテゴリー1位、男女総合カテゴリー1位
ラガマフィン村さん、N子さんコンビ(風影)→男女カテゴリー3位
男単騎アンディ氏→DNF
K田さん、Uみさんコンビ(水影)→女2人組カテゴリー1位
Pニキ、マッスル氏(土影)→男2人組カテゴリー恐らくシングル?
一人だけ沈んでるが全体的に優秀。チームとしては上出来じゃなかろうか。

因みに無事1・2・3フィニッシュ完遂出来たので表彰台独占出来ました。
最初からそのつもりだったが、本当にうまくいったので結構嬉しい。
あとマッスルさんの奥さんもいらっしゃって貴重品を預かってくれました、ありがとうございました。

さて、レースレポート…に行く前にレースまでの1週間を振り返る。
自転車レースは事前の準備でほぼ勝負が決まるとどっかで書いた気がするが、概ねそんな感じだったなと。
大島合宿で調子を上げれたので維持すべく以下の通りTSB管理を。
月火水木金土→1日1hローラー(TSS50~70)
そして迎えた当日日曜日のTSB+3、CTL99。悪くない仕上がり。
ちゃんとピーキングが出来たので、割とこの時点で満足。
しかし、戸塚から会場までの道中で調子を確認したところ、かかりが微妙であることが分かったので若干察する。
1日くらいフルレストを設けるべきだったかな。
現実は非情である。

さて本題のレースレポート。
前目に整列出来たのでひとまず安心。S田さんは最前列。流石です。
隣は安定のラガマフィン村改めN村さん。今日はこのニヤケ面を真顔にすることが最重要ミッションと言っても過言ではない。
同カテゴリなので負けるわけにはいかず。
が、彼の脚を見るとめちゃくちゃ仕上がっていた。おきなわでもこんなになってたか?
今シーズンのN村さんは中々手強そうである。
強いて言えばあれだけ満ち溢れていた自信が私の愚◯のように縮み上がっていた。要は勝てる気がしない。
斜め後ろはアンディ氏。今日はあのWCMの雪辱を晴らすのがマスト。詳しくは以下の彼のブログをご覧になっていただきたいのだが、私はあのエントリーを読み終えた刹那、スマホをベッドにぶん投げた。読まなくてもこれだけでお分かりになるだろう。
https://blogs.yahoo.co.jp/hisatake_ando/48188336.html
別の戦場で戦っているので自転車は昨年ほど乗り込んでいないようだが、ブログをチェックすると調子は悪くなさそう。
というかピークパワーがおきなわ時と遜色ないってどういうこと???
この辺で今日の行く末が若干予見出来たが、忘れることにする。
直近の練習量は間違いなく勝ってるのでそこに賭けるしかない。

あと後ろにマッスルさん。この数分後に神の施しを受けるとは露知らず。
大島の感じでは勝てそうだが、上りはそこまで無いコースレイアウト。
が、直角カーブが多いのでインターバル地獄とのこと。
インターバルについては未知数だが、平坦、短距離だと普通に力負けするので割と怪しい。
ここはレース経験の差で目にものを見せるしかなさそう。

大分長くなった。定刻通りローリングスタートから開始。
普通にガンガン被せられる。道が狭いので一旦ポジションを落とすと中々上げられない。
直角カーブが怖いのと死んでも落車したくないのでほどほどにポジションをキープ。
近くにはN村さん、アンディ氏、マッスルさん。
何だかんだチームメイトが近くにいると安心する。

S字カーブ後の左直角カーブを終えて、長い直線が出てきたので補給をば。
Oこさんから貰ったお気に入りの八海山ボトルにアミノバイタルを突っ込んでいるので見た目は完全にアレである。
一口飲み終えてケージに戻そうとしたところ手を滑らせて八海山が落ちる。
俺の八海山!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
水分補給出来ないとかいうより後ろの人が大丈夫だろうかとまず心配。
特に怒号や衝突音が聞こえて来ないので一安心。
…が割とヤバい状況。ボトルは後で回収するとして水が無い。
一旦ピットに入るか?と考える前に隣のマッスルさんが福音をもたらしてくれた。
「1本余ってるからあげる?」
かつてニーチェは「神は死んだ」という言葉を残したが、筋肉隆々の現人神がそこにいた。

本当に助かりました、ありがとうございます。
マジで今度レースでアシストしよう。(今回は全力で潰しに行ったけど)
中身は赤く、若干得体が知れない感は拭えなかったがそこは筋肉博士。
恐らく筋肉に優しい何かが特殊調合されているのだろう。
味はケミカルでアメリカンな感じで、レースしてるんだなって気分になりました。
何はともあれアレが無かったら終わってました。重ね重ね御礼申し上げます。

校門の地味に長い坂を越え、集団のペースが上がる。
アクチュアルスタートに向けてポジション争いが始まっているっぽい。
それに乗りたいがあんまりコースに慣れてないので一旦見送る。
スタートゴールラインを越えて、アクチュアルスタート。
すぐに左直角コーナーがあるのでペースは控えめ。
その後に坂があり、早速迎え酒ならぬ鬼インターバル。
キツいぞこれは…。
その後もインターバルが続き、普通にキツ過ぎて先頭集団から離れていく。
というか被せていった人たちがぽろぽろと落ちてきて、ハイパー中切れ状態に。
開始10分程度でレースが終了。余りにも速すぎて逆に諦めがついた。
アンディ氏はちゃんと先頭集団に乗っていたので流石。


私がいた集団はどうやら第二集団でそれなりに力がありそうな人が。
ウォークライド、ロードロ、YouCan、ゲストライダーの金子広美氏、小泉夢菜氏などなど。他にもいたが知らないチームだったので失念。
金子氏は普通にローテーション入ってて感心…というか他の男共が不甲斐なさすぎる。
ローテーションに入ってる人はいいけど後ろにくっついてる人たちはプライドあんのかな。
まああんなクソ辛いインターバルで面子保つどころじゃないよな…。

最初の20分辺りまではペースに慣れておらず、「後1時間半も走れるか…?」とかなり心配だったが、徐々に脚が回るように。
キツイけどとりあえず回る。大島現象や。
ほどなくアンディ氏が先頭集団からドロップ、合流。
前目で展開しており、余裕がありそう。
落ちてくるのは予想の内。問題はこっから。

ふと気付いたことがあった。
直角コーナーは怖いので攻めずにセーフティに処理するので前とそれなりに距離が空く。
その為、穴を埋めるべく急加速をかけるのだがこれが意外といける。
いけるというかその後の巡航にスムーズに移行できる。
当然後ろはもっとキツいので若干離れる。
これはもしや…と思って次の直角コーナーではかなりきつめに急加速をかける。あ、いけるわ今日。
普通に前にジョイントしてそのままローテーション加われる。
というか余裕があってローテーションすっ飛ばして先頭に出れる。
どうなってんだこれ…。一番驚いたのは何より自分自身である。
大島の走りは嘘では無かったようだ。

向かい風区間では誰にも引きたがらなかったのでとりあえず先頭に出て鬼引き。
先頭でコーナーに安全に突っ込み、インターバル。
大体500wくらい?出てたのかな。
キツイけど楽しい。恐らく集団的には疲れる走り方なので相当嫌われるに違いないが…

まあ私のミッションは唯一つ。誰かに勝つことではない。
この集団にいる奴らを疲れさせて、にう氏に楽させることだ。
チームの人を早々に千切って交代させるか、黄金のタレを振る舞っていただく。
各々作戦があるだろうか全部ぶっ壊す勢いで。
諸刃の剣だがその時はにうさんに託す。
勝負から降りた以上はレースでしか出来ないことをやって次に繋げる。

先頭集団には同カテゴリはS田さん以外いないはず、なので残るはこの集団だろう。
ソロかチームかは分からんが、ソロはあまり引きたがらないので後ろにいる。
前にいるのはペースを上げたいチームか、たまたまペースが合ったソロ(強キャラ)しかいない。
となれば、ローテーションに加わらない消極的な連中は切り捨てる以外ない。残しても後々脅威になりかねない。
ソロは無視してもいいがわちゃわちゃしだすと落車のリスクが高まるので出来るだけ千切っておく。
まあ一番脅威なのはローテーション回してる人たちなんだけど…。

登れないパンチャーが唯一輝けるところ、それはコーナーの立ち上がりである。
コーナーの立ち上がりと短い坂に全てを賭けて踏む。
とにかく踏む。
気付くと一緒にローテーションを回してた顔触れが微妙に変わっている。快感である。(交代の時間だったのかもだけど)
立ち上がりで踏んで超絶中切れorプチアタックみたいな状態になるが、一人で行けるわけはないので大人しく集団を待つ。
合流したのを見計らってじわじわ踏む。良い塩梅で先頭交代。
ローテーションに加わらない人が後ろに下がり、インターバルに耐えられて尚且つ先頭を引ける人が前に残ってくれたので割と良いペース。
先頭がタレたらどこにいようが先頭に行ってペースを無理矢理上げる。
ここまで来たら先頭集団からラップされたくねえ。

段々と周囲も気付いてきたのか直角コーナーが近付くと私に被せてくる。
後半は空気を読んで、ポジションを下げることに甘んじた。
私より後ろの人は運が悪かったと思ってください。
一度だけ「加減速激しすぎるからもう少し緩めて」とご要望があったのでそこから急加速は止めた。
その代わりじわじわ踏んでじわじわ疲れるインターバル仕立てに。
私も好きでこれやってるんじゃないですよ、あくまでも安全遵守と後ろを千切る為なんです…。

そうこうしてる内に1時間半が過ぎる。大分遊んだ。
まだまだいけそうな感じだったが、この時間帯になると次々とフレッシュな脚が投入されてきたので流石にこっちがきつくなってくる。
若干タレそうな兆候もあったので残り2周でピットインの合図を。
淡々とこなし、最後の坂はおもくそ踏む。
6番手くらいにいたが、全員ぶち抜くことに成功。
満足感と共にピットイン、にうさんにたすきを繋ぐ。後は頼みました。
もうちょい良い写真あったでしょ!!!!!!!!!!!!!!
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この数分後、くしゃみを10連発くらいかます。
花粉症やばいわこれ。

アンディ氏がピットにいたので全てを察する。
バッキバキに心が折れていた模様。
私も3時間はやりたくないわあのコース。
その後は一緒に坂の上で応援したり。応援も楽しいな。

とりあえず仕事終了。レースが心の底から楽しいと思ったのは初めて。
確かにこれは止められないかもしれない。
(今までは何でやってたんだろう…?)
先頭集団から光の早さでドロップしたので課題は残るが、やれることはやった。
自分の得意分野が概ね把握出来てきたので後はこれを伸ばしていこう。

その後、にうさんは意地で着順をキープ。お疲れ様でした。
無事表彰台に一緒に上がれた。真面目にカテゴリ2位が現実的な目標だったので、達成出来てめっちゃ嬉しい。
まあ強いチームが他にいなかっただけってのもあるが。

表彰式までクリテリウム、キッズレースを観戦しながら時間を潰す。
しょうもない話で盛り上がる汗臭いおっさんたち。
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表彰式で遊ぶおっさんたち。
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あー楽しかった。
次は4月袖ヶ浦チャレンジです。
仕事で死んでいないことを祈る…。