マルガリータの瞳

チェレステにやられる毎日。

九州チャレンジサイクルロードレース2019

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全日本選手権に出たくなった。

いつかは出てみたいなあと前から思っていたが、急に今しかないだろと思い立った次第。
色々調べたり、全日本完走者のあらたきさんに聞いてみたりした結果、表題のレースが一番狙い目では?ということになった。
しばたさんもあらたきさんも九チャレで出場権得てるしね。
しかし、おきなわからコンディションがずるずると下がり続けており、エントリーを決めたのは1月頃。
猶予は1ヶ月半。おきなわ並みに仕上げれば或いは…といったところ。
やるしかない………のはずだったが、寒さでやる気が激減。
昨年は毎日のように欠かさずローラーに乗っていたが、そんなこと出来るはずもなく。

これは無理だわ、と3月に入っても調子が上がらなかったため悟る。
極めつけに1週間前に長柄を走ったところ、杉花粉の猛威により花粉症が悪化。風邪なのか分からないほど。というかマジで寝れない。
観念して病院へ行き、ヤクを貰いキメる。
ガンギマリの結果、かなり症状が抑えられた。
それが金曜日。1週間前乗ってない。終わった……。
CTLは60も無いくらい。クソザコである。
まついさんを全力アシストして15位以内にねじ込むことを決意。
それすらも出来そうにないなとは分かっていたが。

九州チャレンジサイクルロードレース2019 M-E
44位/49人(他DNF23名) 1h51min04sec Ave37.7km/h
AP188W NP232W TSS139 1227kj
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辛うじて完走。九州まで来て何やってんだマジで。
クソオブクソ。巻きグソの一番下にも劣る。
くまモンに土下座して謝れ。
以下レースレポート。

コースは熊本県五木村。山ん中である。
谷の間を駆け抜けるイメージのコースレイアウト。
8kmのコースを4周、10kmのコースを4周で約80km。500mくらい登る。
例年コースが変わるようで今回は比較的緩めの設定?
後半の展開がハードになること必至。
試走した感じでは後半の激坂がかなりしんどい。多分ここで千切れる。

整列した時点で前から3番目辺りで好位置。ただ、周りが鹿屋の選手たち、イナーメ(高杉選手)、ゴローさん、と明らかに私の位置ではない。
私がここにいてすいません、という気持ちになったのは初めてだった。
この時点でもう呑まれていたな。そしてスタート。
マスドなのでみんな最初からクライマックス。
アカン、終わる…と必死についていく。かなり番手は落としたが真ん中より前にいたはず。

最初の橋を渡る。少し登っているし風が強い。斜め前から吹いてたかな。
ここで集団は緩む。下りに入っても向かい風基調なので楽。
ただ、血の気が多い若武者が多いからか集団が非常に不安定。油断してると被せられるし、強引に行こうとするとハスりそうで中々前に出られない。
道も広くないので集団はかなり密集状態。前が見えなさすぎてマジでいつ死んでもおかしくない。
今までのレースの中で一番恐怖を覚えた。
そして右端の方からガシャガシャと落車の音が。
恐怖は最高潮へ。死にたくない。
小規模っぽかったが油断ならん。

下りを終え、アップダウンゾーンへ。
コーナーの立ち上がりがまあまあえぐい。耐える。
トンネルに入ると何故かペースが上がる。耐える。
橋を渡ってホームストレートへ。
ここのコーナーの立ち上がりが一番えぐかった。
スプリントか?って勢いで周りが踏むので合わせざるを得ない。
600wくらい出てたかな。
位置が悪すぎだったのでその後もインターバル地獄。
前に出たくとも出れない。インターバルでじわじわ削られる。万事休す。

4周終わった時点でまあまあの疲れ。花粉に反応していたのもある。
これ完走いけるかな…と一抹の不安。この時点でレースする気力は失せていた。
5周目の例の激坂で敢えなく千切れる。やっぱ無理だわ。
みんな早すぎ。
1分410wくらい出てたっぽい。キツすぎ。
完走出来る自信無いしレースから降りることを決意。
しかし、前の方にむとうくんが見える。おやおや?調子が悪いのかな?
とりあえず追い付くまで頑張るか、ということで千切れ侍たちと共にローテーション。
普通に追い付く。10人くらいの集団。ええやん。
大学生やらチバポンズやらVC福岡やら。後はパラの日本代表もいたような。
ローテーションまわそーとお声がけをしながら、ペースを刻む。
むとうくんが積極的に引いてくれている。助かるわ。
私はほどよく引いておく。
明星大学の選手が元気ありそうだったからか前に出ると集団が崩壊していた。
協調する気無くて草。若いって良いな。
結局彼らも後々吸収。最初から分かっていたので淡々とローテーション回して追い付いた。

途中、同じ集団のチバポンズの選手に「今日はしばたさんとあらたきさんいないんですか?」と聞かれる。
「すいません、今日は雑魚しかいません(まついさんとむとうくんに失礼)」と返したら笑っていた。
メカトラやら何やらでまあまあの人数をパス。後ろから数えた方が早いかなと思ったがそうでもないかも。
淡々と平成最後の千切れ侍衆でローテーション回してラスト周。
どうやら最後まで走らせてくれるっぽい。ありがたや。

流石にみんな力残ってないでしょ、と思いきや下ってから何故かペースが上がる。
後ろが千切れるが着いていくしかない。6人くらい残ったのかな?
ジェットコースター区間で皆でゴリゴリに踏んで例のクソ坂へ。
流石に疲れて全員ヘロヘロっぽい。
と思いきや大学生らしき若武者2名が駆けていく。
元気やな。淡々と350wくらい踏んで死にかけになりつつ頂上へ。
ちょっとばかし間が空いたが追い付ける。
むとうくんが後ろにいたのは分かっていたので、最後くらい花を持たせようと思い「むとうくん!後ろついて!」と声をかける。

むとうくんもヘロヘロっぽい。
ローテーション(したっけ?)しつつトンネルを越え、橋を越え最後の直線へ。
途中で1名パスしたのであと1名。食える気しかしない。
100m圏内くらいにいたかな?
「引っ張るから行って!」とむとうくんに叫び、リードアウト開始。
思いの外粘ってくるので本気で踏む。ギリギリ追い付いた!と思ったがもうゴールライン
あれー?と振り返りながら普通に先着。
どうやら先輩に花を持たせたくれたらしい。ええやつや。
一緒にローテーションしてくれた方々にお疲れ様でしたーと声をかけておく。
本当にありがとうございました。
むとうくんもよう頑張った。でももっと上にいると思ったよ。また頑張ろう!

お互いに労いつつまついさんのところへ。
結果は…残念ながら15位以内には届かず。
それでも先頭集団に最終盤まで生き残っていたので流石。
まついさんなら次は必ずいけます。次は15位以内にぶちこんで差し上げます。がんばりましょ!
以下リザルト。
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1枚目にすら入ってねえ…………

というわけでチームとしても個人としても非常に残念な結果で終わってしまった。
CTL60も無いのに完走したことはまあ悪くないかもしれないが。言い訳だな。
終わってしまったことは仕方ない。久しぶりに何にも出来ない無力感を味わったが、ここで萎えても仕方がない(九チャレから1週間乗ってない)
全日本を諦めたわけではない。何があっても必ず行く。
今年の出場は無理そうだが来年に向けて頑張る心持ち。
そもそも計画性無さすぎ問題なんだよな。

あ、花粉症は直りました。以上。シーズンインだ。
レース前後については別途。