マルガリータの瞳

チェレステにやられる毎日。

富士チャレンジ200

お久しぶりです。
更新するモチベーションが全く湧かず、たまにやる気出ても途中でぶん投げたまま記事もちらほら…。
流石にまずいと思ったので直近のレースレポートをば。

去る9/9(土)、Innocentメンバーで富士チャレンジ200に参加してきました。去年は雨が降って落車祭りだったそうで悪いイメージ…ですが今年は晴天!やったぜ。

面子及び参加カテゴリは以下の通り。
100ソロ:N子さん、K田さん(そろそろお母さんと呼ぶのは止めようかと)
200ソロ:S田さん、M井さん、K斐さん、A瀧さん、N村さん、A馬さん、H坂さん、中西P、私
写真:あいなんとかさん

写真の方を除くと総勢11名!
最近参加率高くて嬉しいですね。
写す人は最近北海道まで自走で行ったらしくそのお土産を持参して写真をそれなりに撮った後に残念ながら予定があったらしく途中で帰っていた。
滞在時間3時間ちょっとだったのにあんな遠いとこまで良く来てくれたなあ。
名古屋に行ってもレース出ましょうね。

同日開催のGSRで勝ったUみさんがLINEでリザルトどうでした?って聞いても誰も答えてくれてなかったのでここで全員のリザルト紹介を。
あ、見られるの嫌な方いたらとりあえず入賞にしておくのでご連絡下さい。

<おのこ>
A瀧さん→11位、ゴールド獲得(あの濃い面子で…しゅごしゅぎ)
K斐さん→27位、シルバー獲得(ゴールドまでもう少しでしたね!)
私→71位、ブロンズ獲得(KUSO)
他多数→リタイア(???)

<おなご>
N子さん→8位(しゅごいぃ…)
K田さん→17位(しゅごい…)

因みに女性の200カテゴリは出走した人が数人しかいない上に完走者1名とかいう修羅の世界だったみたいです。
完走すれば優勝だけどキツすぎる。サバイバルですね。


記憶が既に曖昧ですがレースレポート。

人数が1000人を超える中々の規模のレースなので整列が1時間前くらいから開始。強者たちと私は前から5列目くらいに陣取ることに成功。K斐さんはそれより前にいたかな。中西Pたちは我々の少し後ろくらい。
流石に1時間前は暇なのでトイレ行ったりハイチュウ食べたり芝生で心理戦を繰り広げたり。
何だかんだ時間が過ぎてスタート直前。
が、A瀧さんのボトルにスズメバチが貼り付くというアクシデント。
私は隣だったので終止怯えながら距離を取っていた。
どうやら中身がめちゃくちゃ甘いやつだったそうで匂いに惹かれていたそう。
S田さんは「ハチもSワークス好きなんやな」とコメントしていた。
色々と追い払おうとするが万事休す。離れても絶対に帰ってくる。
A瀧さんの周りが半径1メートルくらいスペースが空けられてて電車の中でゲロ吐いたみたいな状態になっていた。
最後は諦めてペダルにビンディングを嵌めていたけど、A瀧さんの肝っ玉でかすぎる。

何かもうレースって感じじゃないけどスタート。ローリングなのでペースはゆっくり。
スズメバチのことはすぐに忘れた。
試走はしていたが集団で例の下り右コーナーを曲がるのはやはり怖い。
祈りながらコーナリング。ペース遅いのもあるけどまあ思ってたより大丈夫そう。
ポジションは出来るだけ維持し、淡々と1周回を終えローリング解除。
一気にペースが上がり「このスピードでコーナー曲がれんの?」とおののく。
ある程度減速され無難に曲がれて一安心。こういう感じなら余程変な人がいなければ大丈夫かな。
このコース、上りが鍵なのは分かっていたが本当にその通りなので重量級の私は焦る。
下りと平坦で休んで上りで絞られる感じ。
上りが終わると毎回心拍が190くらいになってたので「これはキツいな…」とアドレナリンどぱどぱ出てた頭でも流石に悟った。

前の方を見るとオルトレ北野さんのがよく先頭を引いていた。最初玉仙さんだと勘違いしてこんなに強かったの!?と死ぬほどビビってた。
M井さん、A瀧さん、K斐さんは先頭集団の前の方に位置していて調子が良さそう。
S田さんも前の方にいたが時折私の近くまで落ちてきたりしてあれ?と思ってた。
N村さんは私の近くにいたが視界に入ると精神衛生上よろしくないので、必ずN村さんより前目に。
死んでも先に集団より千切れるわけにはいかない。

始まる前にA瀧さんに「N村さんとはどう戦うの?」と聞かれたので「N村より後ろにいると弱気になるのであの人よりは絶対に前にいます」と答えたら「じゃあガチンコの根比べになるね~」と言われたが本当にそうだった。
上りが本っっっっっっっっっっっっっ当にキツい。400W出さないとついていけない。下手すると500W要求される。
300Wだとあっという間にポジションが落ちる。
途中で斜度が緩むのでそこは休めるがそれ以外は己の全てを賭けて全踏み。
上りそのものは短いので数分間我慢するだけだが強度がおかしい。
我慢大会というか魂のぶつかり合い。もとい夜のぶつかり稽古(意味不明)
上りが終わってからのインターバルもキツい。
気を抜くとすぐに前との距離が空く。
だがホームストレートをこなすとそこからは下り基調なので息が整えられる安心設計もとい畜生設計。
このコース考えた人誰だよ…

かなり粘ったが1時間弱で先頭集団からドロップ。
最後の方は太ももつりそうになったりジェルが喉からこんにちはしたり酷いことになっていた。
終わった…。
とりあえずフラフラ走って良さげな集団に紛れる。
先頭集団からドロップした第二集団っぽい。
サポートライダーが数名ほどいてそれなりのペースなので願ったり叶ったり。
でもこの集団、全く協調性が無い。
サポートライダーが後ろに引くと先頭引く人のペースがバラバラでみんな長く引いていてローテーションする気ゼロ。
1人ずつ力を使い果たして後ろに流れて千切れるみたいな感じ。
こちらとしては嬉しいが自分も先頭に出ることを考えるとあまりよろしくない。
加えて坂になると先頭は後ろから人がわちゃわちゃ出て来てカオスなことに。
極めつけには100kmカテゴリのサイクルフリーダムの選手が坂に入る度にオラオラーと先頭を置き去りにして飛んでいく。
そしてホームストレートに入るとすーっとこちらに合流してくるという謎の走りを繰り返していた。
一緒に先頭集団にブリッジしようとかいうメッセージかな?と思ったけどそうじゃないみたい。後ろを全く見ないし。
坂は強いぞというアピールなのか、集団で坂をこなすのは好まない方なのか最後まで分からなかった。
何度かこちらの顔を見てきて話し掛けてきたが、よく分からない選手だなあと思っていたのと疲れていてあまり良い反応が出来なかった。今思うと近所のチームだしちゃんと会話すれば良かったな。
ローテーション回してこ!と声かけをしていたのは良いことだと思ったがギクシャクしていて全然回ってなかった。
私含めて先頭集団にくっつくだけで精一杯で最終的に千切れた選手が大半だっただろうから仕方ない。

無統制状態の集団でぼーっとしてると先頭集団が来たので恥を忍んで合流。
やっぱりキッツイペース。
A瀧さんが居たので話し掛けたら「まあ乗ってきなー」とめちゃ軽い反応。ちゅよい…。
続いてS田さんに話し掛けられて状況確認。
私「1LAPされましたけどめちゃくちゃキツいですね…」
S田さん「100km組がいっぱいいるからそれが居なくなってからよ!レースはこれから!」
私「ダンシングしたら太ももがつりそうになったんですが…」
S田さん「俺もつりそうだよ!」
と爽やかに答えて前に飛んでいった。
強キャラ感しかない。

因みにふくらはぎは何度もつったことがあるが太ももがつりそうになったことは初めてだったのでとっても動揺した。
自分の脚なの?これ?って感じで何が起きているのか分からなかった。

ここの集団でも先程のサイクルフリーダムの選手がいた。
サの人「集団に乗れたんだね!後はこれに乗っかり続けるだけだねー」
私「そうですねー頑張りましょ!(あと3時間もこのペース…?)」
と一応会話成立。
その時は同じ200kmカテゴリだと思ってたので軽く絶望していた。

100km組がゴールし終えると集団が限界集落状態に。
それまで1時間ほど粘ったがドロップ。もう踏めない。
あとダブルボトルだったが水がもう無かった。
丁度100kmで2時間半くらいだったので潔くピットイン。
誘導員のおじさんに100kmカテゴリ扱いされて折れた心が更にバキバキになる。
ピットに戻るとM井さんのチャリが。
私もS田さんも探していたが集団に居なかったので何となく予想はしていた。
本人と合流し状況報告。M井さんは調子悪そうだったのでリタイアする模様。
私も満身創痍だったのでリタイアしたかったがとりあえず続けることにした。

補給してトイレ行って…と準備してるとわらわらと人が。
順番は忘れたがS田さん、N村さん、A馬さん、中西P。
みんな辛くて戻ってきたみたい。
とりあえずN村さんを少し休んだのを見計らって一緒に出撃。
6時間のサポートライダーの集団に乗るまではウォーミングアップ。
意外と踏めそうなので少し踏んでたらN村さんがいない。
あ、これ踏みすぎか…。緩めているとH坂さん発見。
単独だったので一緒に軽くローテーションすることに。
どうやらいけるところまではピットインしないそうな。
この時点で周回数は負けてたから最後までは協調出来ないなと頭の隅で考えていたが杞憂だった。

2周くらいしてると良さげな集団が。少し早そうだがまあ乗るだけ乗るかということでH坂さんに声をかけて乗車。
とりあえず前目に陣取っておく…が高強度に耐えられるほど回復していなかったことに気づく。
……無理だこれ。
数周だけ付き合って坂でドロップ。
何度目のドロップだろうか。この辺で心身ともにかなり参っていて完全に失速した。
距離だと130kmくらいの時点だったかな。
小集団にすら乗る気力も体力も無く孤独にゆっくり距離を刻む。
最早レースを放棄しているといってもいい。
ホームストレートで聞こえる自分への応援が非常に辛かった。
頑張ってる時に聞こえる応援と頑張っていない時のそれは全く違う。
申し訳なさと情けなさのごった煮状態だ。何かあくがめっちゃ出そう。

何も考えられず、ピットインのタイミングを伺ってるとK斐さんがやってきた。
集団に乗れと言っていたので本能で乗る。
脚が普通に動いたことに驚く。いけるやん。
「とりあえずこの集団に乗ってれば大丈夫」とK斐さんは言った後に少し先にいたクソ速い集団にブリッジをかけに飛んでいった。
いや置いていくんかい!
と思ったが恐らく最初からブリッジが目的だったんだろうな。

そんなこんなでその集団で最後までこなし終了。
ほどよいペースで事なきを得た。終えることができた。
まあ坂では毎回300W踏まされましたけど!!!!
最後の10周くらいはずっとサポートライダーの真後ろにいた。
サポートライダー同士でローテーションしてたのでどこにいようが変わらないが後ろがごちゃごちゃしてるとやりづらそうなので。

これほどサポートライダーに感謝したレースはこの先無いだろう。
ハンガーノックになりかけたら補給食くれたし。
ヴェントスか竹芝か分からないけど本当にありがとうございました。
最後はきちんとお礼をしてゴールスプリントをする、みたいなのが流れになってたので私もそれに倣ってこの長いレースを終えた。
サポートライダーは引くのが仕事、と言われればそうだが本当の意味でレースに大きく干渉しない程度にサポートしてくれるライダーはどれだけいるだろうか。
先頭集団から千切れてしまった選手にとってリザルトなど意味はない。
リタイアするか、と思ったときにそこにいるかいないかだと思う。
無事にレースを終わらせることがサポートライダーの役目なのだから。

今回のレース、私にとっては完走したことそのものに意味はないが終わらせることができたことは意味があると思う。
始めたのだから終わらせなければ次は始まらない。
次にどう繋がるかは分からないが全力を尽くした結果、やるべきことは見えた。
後は淡々と計画して実行していくだけ…だと思う。
まずは3連休の予定を決めますか。



まあかっこよく締めましたが結構モヤモヤしてました。
あれだけ必死こいて完走したのにも関わらず。
こうして文字に起こして自分の気持ちを整理するのは大事ですね。
割とスッキリしたのでちゃんとチャリと向き合えそうです。
あと来年やりたいこと、やるべきことがまた増えました。
尚、心赴くままに書きなぐったのでところどころ修正するかもです。

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